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CodeIQ Blog

自分の実力を知りたいITエンジニア向けの、実務スキル評価サービス「CodeIQ(コードアイキュー)」の公式ブログです。

44歳の技術追求志向エンジニア、クーシーに転職。エンジニアとしてのキャリアを実現するための転職とは?#転職 #tenshoku #codeiq

自分のスキルを伸ばすのに、いまの場所でいいのかと考えたとき、このサービスが目の前に登場しました。で、新しい会社にいるのです。

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木村桂さん(写真中央)株式会社クーシーシステム開発部プログラマー
(左は木村さんの面談を行った今野さん、右は取締役の牧野さん)

CodeIQ中の人、サカタです。

東京・恵比寿にオシャレなオフィスを構えるウェブ制作を手がける会社。それが、株式会社クーシー。ここに44歳(取材当時)のひとりのエンジニアが、私たちのサービスを利用することで転職をしました。そのストーリーを追うことで『エンジニアの新しい転職のカタチ』をご紹介することにしましょう。エンジニアのキャリアを考える上での生々しい話が、ギッュと詰まっているのです。

正直な話をすると本気で転職を考えていたわけではない。

そもそも、本気で転職を考えていたわけではないのです。人材紹介系のサービスなどにもなんとなく登録していましたが、来るスカウトメールなどは一切無視していましたから。とはいえ、私自身は何度か転職しています。最初の転職は27歳(3年目)のときで、今回は2度目の転職。途中で転籍があったので会社としては、クーシーは4社目になります。

前職ではグループウェア用のミドルウェアを開発していました。自分でいうのも変ですが『とんがった』こともたくさんやっていたと思います。その後、その製品をテクニカルサポートする仕事につくことになります。開発の現場から離れることになったのですが、自分でもハッキリと自覚できるくらいスキルが落ちたのです。現場を離れた2年で、ここまで置いていかれるのかと。

恐怖に近い感覚でした。高校時代にボクシングをやっていました。スポーツはなんでもそうだと思うのですが、しばらく離れると身体が思うように動かなくなります。それと同じというとわかりやすいかもしれません。一度置いていかれると、追いつくのがすごく大変なことを、身をもって経験しているので、自分のスキルが低下するのは、とても怖かったのです。

自分の技術や知識が業務の範ちゅうに閉じられる危機感。

日々の仕事で忙しくしていても、技術や知識は、どうしても業務の範ちゅうに閉じられてしまいます。危機感は増す。最初の転職のときもそうだったのですが、自分自身のスキルを伸ばすのに、ここにいていいのかなと思ってしまうのです。そんな中で、自社の製品じゃないオープンなテクノロジーを使う仕事があり、もっと広いフィールドで通じるか自分を試したくなりました。

やりたいことを考えると、自分はプログラミングでした。プログラマという仕事に誇りをもっている、といってもいいのかもしれません。そう『プログラミングもできるエンジニア』として自分のキャリア、スキルを伸ばそうと。チャレンジしたくなる気質は、生まれつきです。負けず嫌いなのも大きな要因でしょう。負けるのは嫌い。それこそ、ジャンケンですら負けたくない(笑)

また、昨年父親が亡くなったことも影響しているでしょう。自分が死ぬときのことも考えてしまって、その時点で後悔することは避けたかった。まだ、自分が『通用するうちに』行動してから、後悔するならしたほうがいいなと。そう考えてから転職活動を始めてみたのですが、なかなか上手くいきません。紹介される会社などをみても、あまりピンと来なかったのです。

スカウトは山のように届いても転職はできないジレンマ。

転職を斡旋してくれるサービスはとても便利です。自分のいままでのキャリアに沿った案件をたくさん紹介してくれますから。例えば、私の場合だと、多くは前職の競合他社でした。確かに、いままでやってきたことを活かせるわけですから、リスクは低い。普通の転職をするなら、それでいいと思います。けれども、それまでとはまったく違ったチャレンジをしたい私には不向き。

転職のほとんどはキャリアアップ、平たくいうと『給料が上がる』から移るこという前提で設計されています。けれども、それは私の求めていることではなかったのです。そもそも、転職の目的がそれじゃなかった。やりたいことじゃない仕事を紹介されても、まるで興味が持てない。とにかく、新たなチャレンジをしてスキルを伸ばせる場所を、ずっと求めていました。

CodeIQというサービスを知ったのは、2013年の始めくらいです。最初の印象ですか? 日本にもこういうサービスができたのか! という感じですね。先ほども言いましたが、負けず嫌いなので、こういう競うサービスは好きなのです。参加していたら、いつの間にかランキング上位に入ったりして。ほとんどの問題を解いていたという時期もありました。

よいコードが書けるからスカウトが来るなんてビックリ。

もちろん、最初は転職のために解いていたつもりはありませんでした。ウチに来ない?問題(=転職を前提とした問題)を解いてみても、オファーなどかかるわけがないと思って、希望年収も高めに書いていましたから。オファーメールが来たときは「ホントに来た!」と、正直ビックリしました。日本ではプログラマの立場はそんなに高くないですから。

CodeIQのように、プログラマを対象にして問題を出し、点数の高い人をスカウトしてまで、採用する企業が本当にあるのかなと、疑問に思っていました。ただ、プログラマになると決めていた私にとっては、文字通り『やりたい仕事が提示された』わけです。クーシーという会社は知りませんでした。前の会社の職場の誰もが知らないと思います。

とりあえず大手掲示板(笑)で噂を調べ、ブラックじゃなさそうだと思って、面談に応じることにしました。会社が小さいということ自体に不安はなかったです。最初の転職も、大きな会社から小さな会社へ移ったので、求められるスキルも違いました。それと同じ。年齢に関しても、自分ではそういうことを気にしない。周囲からしたら痛い人かもしれないけど(笑)

年収が下がったけれどもやりたいという気持ちを選んだ。

今までいた3社はすべてソフトウェア開発系。1社目は日本の大手、2社目はアメリカのベンチャー、3社目はアメリカの大手。日本の小さな会社は未経験でした。いろいろな話を聞いて、働くのに理想的な雰囲気だと思ったのです。面接ではなく面談という雰囲気でざっくばらんに話せたのも良かったのでしょう。私が趣味で作っていたウェブサイトも、見てくださっていましたし。

クーシーの2人(=写真に写っている今野さん、牧野さん)に「仕事をしていて楽しいですか?」と聞いたら、2人とも即答で「楽しいですよ」と答えたのが印象的でした。この会社に入って同じ質問をされたときに、自分もそう答えられるような気がしました。年収は前職よりも下がりましたね。しかし、年収アップが目的で転職したわけではないので、何の問題もありませんでした。

最初の転職では「この製品は僕が作った」と、胸を張っていえる仕事がしたかったから新しい職場に移りました。結局、今でもその考えは変わっていないと自分でも感じます。前職では、そういう仕事がほとんどできなくなっていたので、転職したことを機会に、一年後「これ僕が作ったサービスだよ」と、言えるような仕事をしていたいと、いまは思っています。

オマケ・CodeIQについてどんな印象を持っていますか?

最初に始めたときは、久しぶりに真剣にコーディングをした気がして、楽しかったですね。動けばいいんじゃなくて、早くするとか、短くするとか。そういう工夫をたくさんしました。このサービスは、エンジニアやプログラマのキャリアの仕組みを変えるきっかけになりそうと感じてします。

日本の場合は、デベロッパー等よりシステムインテグレーターが立場的に強いですよね。プログラマにお金を払うという仕組みにはなりにくいので(CodeIQのような仕組みは)成立しにくいのかなと思っていました。だから、最初にオファーが来たときはすごくうれしかった。転職活動は他で半年くらいしていたけど、転職したくてCodeIQに参加していたわけではなかったので。

【取材雑記のようなもの】
転職をしたい、けれども、自らのキャリアが邪魔をする。キャリアプランは出世とイコールであり、階段を上ることに例えられますが、そうではない選択をするエンジニアたちが出現し始めていることに、今後も要注目なのです!